会社設立をするメリット
samurai事業を始めるときは、個人事業主としいや開業しはるか、会社を設立しいや起業しはるか、いずれかを選択しはることになってます。個人事業主ん場合は、開業届を納税地ん税務署に提出しはるやけで、手続き上はすぐに開業できます。一方で、会社を設立しはるには、法令上定められたいくつかん手続きが必要どす。手間はかかるんやが、法人ん場合は、個人事業主ほな得られへんさまざまなメリットがあるちゅうわけや。特に、建築・不動産業、小売・卸売業ん他、コンサルティングや飲食関連やらなんやらんサービス業、IT関連といった業種ほな、個人事業主よりも法人ん方が事業を運営しやすくなるケースが少なくあらしまへん。会社を設立しはる場合は、商号や住所、資本金やらなんやらん情報を法務局に提出しいや登記せななってまへん。登記どした内容をどなたはんやて閲覧でけることにより、法人としいやん責任が発生しはるため、社会的な信用力ん向上に役立ちます。取引先や仕入おさきによっては、法人でなければ契約を結ばへん企業もありますし、個人事業主相手には規模んいかいな取引を行いまへん企業もあるでっしゃろ。こうどした社会的な信用を得やすい状態になることで、資金調達を行いやすくなってます。個人事業主が資金調達をしにくいちゅうわけほなあらしまへんが、事業拡大やらなんやらでまとまった額ん融資が必要になる場合は、法人ん方が資金調達ん選択肢が広がるでっしゃろ。個人事業主と法人ほな、課税されへんぜーきんん仕組みが異なって、個人事業主は所得税、法人は法人税がかかるんや。個人事業主ん所得税は累進課税となるため、所得が増えるとそん分税率が段階的に上がり、最大ん税率は45％になってます。対しいや法人税は、資本金1億円以下ん法人で所得が800万円以上ん税率は23.20％、800万円以下なら税率は15％で一定どす。所得が増えれば増えるほど、会社設立による節税効果は高くなるでっしゃろ。また、会社を設立しはると、経営モンは給料を役員報酬としいや受け取るんや。法人ほな、役員報酬は定期同額給与やらなんやらん要件を満たすことで経費と見なされへんため、法人税ん対象外となるちゅうわけや。そん他、法人ほな経費ん幅が広いことや、青色申告書を提出すれば欠損金ん10年間繰り越しがでける点も、節税面でんメリットといえます。個人事業主ん場合、法律によって事業年度は1～12月と決められとるため、決算月は12月どす。一方、法人ん場合は、事業年度ん決算月をすきに設定できます。会社ん繁忙期と決算月が重ならへんようにしはるやらなんやら、都合に合わせて調整しはることが可能どす。個人事業主ん場合は、事業上ん責任はみな事業主が負わなければなってまへん。経営が悪化どした際ん仕入先へん未払い金や、金融機関からん借入金、滞納どしたぜーきんやらなんやらも、個人ん負債としいや負担しはることになってます。これを、無限責任といいます。一方、法人ん場合は限られた範囲ん有限責任となって、代表モン個人がみなん責任を負う必要はあらしまへん。個人保証による借入を除き、責任ん上限は出資金ん範囲内になるちゅうわけや。要は、出資額以上ん払い義務が発生せず、個人ん資産は守できる。万一ん際、リスクを最小限にとどめることがでけるさかい、いかいなメリットといえるでっしゃろ。
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