ウェディングブーケの知識

ブーケに使える素材と選び方

結婚式のブーケは、生花だけではなく、ドライフラワーや造花なども使う花嫁さんが増えてきています。それぞれの素材には特徴や魅力があり、目的や式の雰囲気によって選び方も変わります。ここでは、各素材の特徴や活用ポイントを詳しく解説し、理想のブーケ作りをサポートします。


生花:フレッシュで華やか、写真映えも抜群

生花は生命力にあふれ、みずみずしい見た目や香りを楽しめます。ブーケに使うと華やかさが増し、結婚式当日や前撮りでの写真映えも抜群です。特に、季節の花やその日限りの鮮度を活かすことができるため、生花ブーケは花嫁さんだけの特別な存在感を演出します。

最近では、単に生花を使うだけではなく、染めや塗りでアクセントを加えたり、色鮮やかな生花を組み合わせたりすることで、より個性的でモダンなブーケを作る花嫁さんも増えています。例えば、ホワイト系の花をベースにしつつ、くすみ系ピンクやパープルの花をアクセントに加えることで、大人っぽい上品な雰囲気のブーケを作ることができます。


ドライフラワー:ヴィンテージ感と長持ちの魅力

生花を乾燥させたドライフラワーは、ややくすんだ色合いでビンテージ感を演出できるのが特徴です。近年は脱色や着色などの加工技術が向上し、鮮やかな発色のドライフラワーも多く出回っています。

ドライフラワーの魅力は、日持ちが良いこと。前撮り用に作ったブーケを結婚式当日でも使用できたり、式後は新居に飾って楽しんだりすることもできます。また、ドライフラワーを生花と組み合わせることで、色や質感に変化を加えたMIXブーケも作ることが可能です。季節感を取り入れつつ、長く楽しめるブーケとして人気があります。


プリザーブドフラワー:美しさを長期間保てる

プリザーブドフラワーは、生花を特殊加工して長期保存できるようにしたものです。色鮮やかさや形状は生花に劣らず、長期間飾ることができるので、思い出として残したい場合にもぴったりです。

加工の際に脱色してから着色することができるため、生花では表現できない独特な色合いの花を使うこともできます。ただし、加工できる花の種類は限られており、全ての花がプリザーブド加工に向くわけではありません。花嫁さんは、使用したい花の種類や色が加工可能かどうかを確認してから選ぶことが大切です。


造花(アーティフィシャルフラワー):季節を問わず自由にアレンジ

布や樹脂で作られる造花は、アーティフィシャルフラワーとも呼ばれます。その精巧さは生花と見間違えるほどで、時季を問わず好きな花をブーケに使うことができます。

造花の利点は、保存がきき軽量で扱いやすい点です。リゾート婚や海外挙式、屋外でのロケーション撮影など、扱いが難しいシーンでも安心して使えます。また、生花では存在しない色やラメ加工を施すこともでき、キラキラ輝く華やかなブーケを作ることも可能です。繰り返し使用できるため、式後にインテリアとして飾ることもできます。


人気&おすすめの花材

ブーケに使われる花材は、形や色、咲き方によって印象が大きく変わります。花嫁さんの理想に合わせて、以下のような花材を選ぶことが多いです。

  • バラ(カップ咲き・ロゼット咲き)
    白は清らかでノーブル、くすみピンクは大人っぽく上品に。華やかでクラシカルな印象に。
  • ユリ(カサブランカなどオリエンタル系)
    大きく高級感があり、ゴージャスさを演出。八重咲き品種は華やかさ抜群で、主役級の存在感。
  • シンビジウム・コチョウラン・デンファレ
    花持ちが良く、ボリューム感もあるためブーケの中心花材として人気。
  • オンシジウム・エピデンドラム
    小ぶりでシャープ、洗練された大人っぽい印象を演出。クラッチブーケやアームブーケに向く。
  • 南国系花材
    個性的な形と光沢が特徴。夏婚やリゾート婚に最適で、モダンで華やかな雰囲気に。
  • アネモネ・ポンポン咲き
    色が豊富で冬~春ブーケの定番。フリル状の花びらは優美で、色によって印象が変わる。

季節に合った花材を選ぶことで、ブーケ全体の雰囲気をより印象的にすることができます。色味、咲き方、花の大きさを意識して選ぶことで、理想のブーケにぐっと近づきます。

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