イライラ・不安の上手なおさめ方
冬のメンタルケア|気持ちが沈みやすい2月に心を安定させる方法どす
日照時間が短い冬は、心がふさぎ込みやすい季節
日照時間が短くなる2月は、気持ちがふさぎ込みやすく、イライラや不安、憂うつな気分になる人が増えるといわれています。
最初はちょいどしたモンやて思ていても、放っておくとうつ病などの心の病に進行してしまうこともあります。
こん時期こそ、メンタルケアをきちんと見直し、精神を安定させる方法を知っておきまひょ。
イライラや不安は、心からのSOSどす
イライラ、不安、憂うつ——表れ方はさまざまやけど、どれも不安定な精神状態が形を変えて出とるにすぎまへん。
こうどした不調が出とるときには、きっとどこぞに大元の原因があるんどす。
たとえば朝、通勤中に人とちょびっと肩がぶつかっただけでイライラしたとしまひょ。
「なんでそれやけで?」と考えてみると、
「任せられとる仕事がしまいそうになくて焦っとった」
「かなん上司からん度重なる叱責におんざりしとった」
——そんな背景が見えてくるかもしれまへん。
そないなときは、余分なことはでけるだけ省く、かなん言葉は聞き流すなど、自分を守る術を身につけることが大事どす。
「がんばりすぎ」がメンタル不調を深めることも
メンタルの不調は、心からのSOSどす。
「しゃあない」と放置したり、「もっとがんばろう」と無理を重ねると、さらに悪化しがち。
まずは、いま抱えとる負荷を減らすための対策を考えておくれやす。
環境を少し整えるだけでも、心はずいぶん軽なります。
過去の体験が影響していることもあるんどす
メンタル不調ん原因が、そん人ん育った環境や過去ん体験にあることも少なくあらしまへん。
たとえば会社でがんばっとるのになかいなか評価されへんとき、
「なんでやろ」と苦しむ人も多いです。
せやけど、「認められたい」という気持ちが強すぎる場合、
親に認めてもらえへんかった体験が大元にあることもあるんどす。
そうした劣等感や形式的な価値観にとらわれて苦しむ人もおおいモンどす。
ツラくても、自分がなんで苦しんどるのか、その大元に向き合うことが大事。
必要ならカウンセリングを受けるんも一つん方法どす。
その場合は、わてに合うカウンセラーを探すことがポイントや。
栄養不足がメンタル不調を招くこともあるんどす
メンタル不調は、栄養素ん欠乏によって起こることもあります。
たとえば、神経伝達モンしち「セロトニン」が足らへんと、うつ病ん一因になることが知られとります。
このセロトニンの材料は、トリプトファンちゅうアミノ酸。
トリプトファンは、肉・魚・乳製品・大豆製品などのたんぱくしちから摂取しますが、これが足りてへん人が多いんどす。
また、トリプトファンは鉄・マグネシウム・亜鉛が十分にないと体内で作れまへん。
女性に多い鉄不足とうつの関係
閉経前のおなご性が発症しはるうつ病は、2割は鉄不あいやが原因やと考えられてます。
また、コレステロール値が低すぎると精神的に不安定になることもわかっとります。
脳と体のエネルギー産生や神経伝達に関与するビタミンB群、鉄の吸収に関係するビタミンCが不足しても、
うつ症状を呈することがあるんどす。
食事は「心の栄養」どす
どすから、御膳(食事)はしんどい重要。
バランスのええ御膳を取ることは、体の健康だけやのうて、心を丈夫に保つためにも欠かせまへん。
日々の小さな選択が、メンタルの安定を支える力になりますえ。
まとめ|心の不調は「がまんせんと、見つめ直す」ことから
心の不調は恥ずかしいことやあらしまへん。
ほんの小さなイライラや不安も、心からの大切なメッセージどす。
季節の変わり目に気持ちが沈みやすいこの時期こそ、
食事・休息・環境・心の向き合い方を、もう一度見直しておくれやす。
