ソーキそばと沖縄そばの違い
samurai沖縄おそばとソーキおそば、違いはどこや？
沖縄旅行に行かはった人からも、よう聞かれる質問。
「沖縄おそばとソーキおそばって、何がちゃうん？」
一言で説明しはると──
沖縄おそばは“三枚肉”がのったモン、ソーキおそばは“スペアリブ（ソーキ）”がのったモンどす。
沖縄おそばとは？
まず、沖縄おそばっちゅうのは、沖縄そばの中でもっともスタンダードなタイプ。
トッピングには、甘辛く味付けされた豚の三枚肉（バラ肉）をスライスどしたモンがのってます。
いわば、沖縄そばの原点とも言える存在やね。
スープは豚骨とカツオ出汁の合わせスープで、コクがあるのにさっぱり。
麺は小麦粉だけで作られた中太のちぢれ麺で、もちっとした食感が特徴どす。
関西でいうたら、うどんとラーメンのええとこ取りみたいな存在やなぁ。
ソーキおそばとは？
一方、ソーキおそばは、三枚肉ほななく**骨付きのソーキ（スペアリブ）**がトッピングされたモンを指します。
「ソーキ」とは沖縄方言で“スペアリブ”の意味。
こちらも甘辛く煮込まれとって、箸で軽ぅくほぐせるほど柔らかく煮込まれてます。
骨付き肉やさかい、肉の旨味とスープの相性が抜群。
骨から染み出た旨味がスープに深みを加えてくれるんどす。
お店によっては「本ソーキおそば」と書かれてる場合もあります。
これは、軟骨ソーキと区別するためなんどす。
軟骨ソーキおそばとの違い
もうひとつ人気なんが、軟骨ソーキおそば。
コラーゲンたっぷりの軟骨付き豚肉をトッピングしたタイプで、味付けは本ソーキとほぼ同じ。
軟骨ごとトロッと煮込まれてて、骨ごとまるっと食べられるのが魅力やね。
浅く煮込んでコリコリしたタイプと、じっくり煮込んでトロトロになったタイプ、
お店によって食感もちゃうさかい、食べ比べてみるんもおすすめどす。
実は全部「沖縄おそば」の仲間どす
ここでややこしいんやけど、実は──
ソーキおそばも軟骨ソーキおそばも、てびちおそばも、ゆし豆腐おそばも、
ぜんぶまとめて“沖縄おそば”と呼ばれることもあります。
沖縄おそばの世界は奥が深うて、地域や店ごとにトッピングやスープの味が違うんどす。
那覇ではカツオ出汁が強め、名護では豚骨が濃いめ、宮古そばは平麺に具が下に隠れてたり──。
同じ「沖縄そば」でも、場所が変われば味も変わる、ほんまにおもしろい文化どす。
まとめ：どっちも味わってほしい沖縄ん味
つまり違いはシンプル。
三枚肉がのったのが「沖縄おそば」、骨付きスペアリブがのったのが「ソーキおそば」。
けど、どっちも豚とかつおの旨味が効いたスープにもちもち麺がからむ、
沖縄のソウルフードなんどす。
沖縄に行かはったら、ぜひ両方食べ比べてみておくれやす。
三枚肉んコクと、ソーキん旨味。どっちも一度食べたら忘れられまへんで。
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