室内で観葉植物が枯れる原因

室内で観葉植物を元気に育てるコツ

室内で育てる観葉植物は、空気がこもりやすく、水やりや日光の管理に注意が必要です。観葉植物は基本的には日光が大好きですが、種類によっては強い光が苦手なものもあります。まずは基本の管理を意識して、観葉植物を元気に育てるためのポイントを見ていきましょう。

水やりは「乾いたらたっぷり」が基本

観葉植物の葉が下向きに垂れてしおれてきたら、水切れのサインかもしれません。水やりは、土の乾き具合をチェックしてから行いましょう。
熱帯地域出身の観葉植物は湿気を好みますが、水の与えすぎは根腐れの原因になります。水やりの後の土がしっかり乾いてから、たっぷりと与える「メリハリ」が大切です。これは、土の中の老廃物を洗い流す効果もありますよ。

日光と風通しを上手にコントロール

観葉植物は基本的に日光が好きなものが多いですが、直射日光に弱い種類もあります。カーテン越しの日光が当たる場所に置くのが理想的です。
日が当たらない部屋で育てる場合は、定期的に日当たりのよい場所に移動させるなど工夫しましょう。水やり後は風通しの良い場所で乾かすのもポイントです。
ただし、エアコンの風が直接当たると乾燥して弱ってしまうため注意しましょう。冬の寒さにも弱い植物が多いので、窓際の冷気にも気を配ってください。

空気を動かして快適な環境を作る

どうしても風通しが悪い部屋の場合は、サーキュレーターなどで部屋の空気を動かすのもひとつの方法です。窓を開けて空気の入れ替えができる場所に置いておくと、植物がひょろひょろと伸びたり、病気になるのを防げます。
観葉植物にとって適度な風通しは、健康な葉を保つための大事なポイントです。

肥料は「控えめ」を心がけて

観葉植物を育てるうえで欠かせないのが「肥料」です。植物にとっての肥料は、人間にとっての食事のようなもの。肥料には、植物に必要な3大栄養素(チッソ・リン酸・カリ)が含まれています。
ただし、与えすぎは逆効果。肥料を多く与えると根を痛めたり、かえって弱らせてしまうこともあります。特に植物が弱っているときは肥料を控え、まずは環境を整えてあげましょう。

観葉植物を枯らさないために覚えておきたいこと

観葉植物は、すぐに枯れてしまうことは少ないですが、管理を誤ると弱りやすい繊細な植物でもあります。
「水をあげすぎない」「直射日光を避ける」「風通しをよくする」――この3つを意識するだけでも、ぐっと元気になります。

また、植物に比べて室内は気温や日照の環境が安定しやすいので、人の手で調整できる点が観葉植物の魅力でもあります。屋外に出して日光浴をさせたり、季節に合わせて置き場所を変えるなど、様子を見ながら調整していきましょう。

まとめ:観葉植物は「環境づくり」がすべて

観葉植物を枯らさないためには、種類ごとの特徴を理解したうえで、環境づくりを整えることが何より大切です。
室内の空気や光、水、風、温度――これらを少し意識するだけで、葉がつやつやと光り、根がしっかりと張った丈夫な植物に育ちます。
まずは基本の管理を大切にして、観葉植物をイキイキと元気に育てていきましょう。


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