牛革の基礎知識
むちゃ有名せやかて、聞かれへんと意外とねちっこく知らん牛革について説明します。牛革とは、字んとおり牛ん皮革どす。牛革は英語でカウレザーと書きます。食肉としいや消費されたメンタ牛ん皮を使うさかい、生産量は常に安定しいやおり、革製品んなかで最もよお使われています。うちらにとって最も身近な革製品である牛革。牛革は流通がぎょうさん、バッグやかまぐち、キーケースやらなんやらん小モン、靴、インテリア用品やらなんやらさまざまな用途で使われています。そん特徴を見ていきまひょ。牛革はしんどい丈ムコはんどす。皮ん表面が平たく、皮膚ん繊維組織が均一に整っています。そんため強度や耐久性があって加工がしやすく、さまざまな製品に使いやすいんが利点どす。使い込む年数によって、色あいやしち感が変わってくる楽しみがあります。やんやんと牛革にオイルや手垢やらなんやらが染み込み、見た目が変身しいやいくのどす。変身が表れやすおいやしため飽きがこず長く楽しめます。牛革は時が経つにつれ、オンリーワンんアイテムになる魅力があるちゅうわけや。牛革やけでなく、本革製品は水に弱おいもさんん。濡れたまま放置しはると水あとが残ったり、変色しはることも。防水スプレーをしはるやらなんやら対策をしまひょ。ハラコは、漢字でお腹子と書きます。早産や死産どした子牛からでけた牛革をハラコといいます。ハラコん皮はやんわりと短い毛で覆われとるんが特徴どす。生産量は極めて少なく、皮としいや採れへん部分はごくわずか。貴重な高級素材なため、市場でハラコとしいや売られとるモンは実はポニーであることもぎょうさんなっています。カーフスキンとは、生後6カ月以内ん子牛で、しんどいきめ細かくすべすべとどしたしち感が特徴。牛革んなかやて最も高品しち・高級と言われており、希少価値ん高おいもさんのどす。子牛んため柔らかく薄く、傷がつきやすい繊細さを持っています。ヘアカーフとは、カーフスキンんなかやてとくに上しちで高級なモン。ヘア=毛がつおいやした状態ん牛革どす。生後6カ月以内ん子牛ん皮を使うさかい数が少なく、あんまり市場に出回りまへん。しっとりとなめらかいな毛並みは、子牛ならほなんしち感どす。キップスキンは、生後6カ月から2年目くらいん牛ん皮どす。キップとは小さなゲテモンん皮ん意味。まや若い子牛やのでキメが細かくなめらか、厚みはあんまりあらしまへん。カーフスキンん次に上しちとされとる牛革どすけど、供給量が安定しいやおるため、有名ハイブランド製品かてよお使われています。生後3~6カ月んときに去勢しいや、2年以上経った雄ん成牛ん牛革どす。食用としいや育てられへんため供給量がぎょうさん、最も一般的な牛革どす。革ん厚みが均一で面積も大きく、強度も耐久性もあるええことづくめん本革素材で、バッグやコインケース、名刺入れ、ジャケットやらなんやらんさまざまな革製品で使われています。カウハイドとは、出産を経験どした生後2年以上んメンタ牛ん牛革どす。丈ムコはんでありもってやわらかさがあるため、ウチも人気ん高い本革どす。子牛ん本革よりはきつきつ、成牛んオンタん本革よりは薄いさかい、両モンん中間的な役割で使われています。ブルハイドは、生後3年以上ん去勢されてへん雄牛ん牛革を指します。ブルハイドんブルは雄牛んこと。厚くて繊維が太く、固めんワイルドな革しちが特徴どす。そん強さを活かしいや、靴底や工業用ベルトやらなんやらに使用されています。去勢されてへん雄牛は気性が荒く、雄同士で争った名残で、本革ん表面に傷がついとる場合があります。バッファローは沼地や川やらなんやらん水辺に生息しいやおるため、牛革ほな珍しく水濡れに強い特徴があります。また、油分をぎょうさん含むため、ほかん牛革に比べてさらに深い経年変身を楽しめます。