分電盤交換の基礎知識

電気を安全に使うために

電気を安全に使うためには、電気回路で起こる過電流や短絡などの恐れがあります。そのため、ブレーカーを設置してください。ブレーカーは、電気の流れを制御し、異常が起きたときに自動的に電気を遮断して事故を防ぐ重要な役割を持っています。

ブレーカーの役割と注意点

このブレーカーが落ちることで電気を遮断し、感電や火災などの事故を未然に防ぎます。
ただし、漏電が起きたまま電気が流れ続けると、感電や火災などの恐れがあるので注意しましょう。漏電ブレーカーが作動した場合は、すぐに使用を注意してください。

また、子供のイタズラなどでブレーカーのスイッチを何度も入切してしまうと、スイッチの消耗が早くなります。子供の手が届かない高い場所に設置するようにしましょう。

分電盤の設置と交換について

分電盤を設置する場合は、建物内の電気器具や配線の漏電を素早く感知・遮断し、電気事故を未然に防ぐ役割を持つブレーカーです。そのため、既存の分電盤と同じ場所に設置することがあります。

ただし、既存の分電盤よりも少しサイズが大きい分電盤を設置すると、壁に付いた跡が目立ってしまうことがあります。逆に、小さいサイズの分電盤を設置する場合も跡が残ることがあるため、壁紙の張り替えも同時に行うことをオススメします。

電気契約とアンペア変更時の注意

電気器具の消費電力が増えて既存のブレーカーでは対応が難しくなった場合は、契約アンペアの変更を検討しましょう。
契約アンペアを変更する際や分電盤の交換に伴い跡が気になる方は、壁紙の張り替え費用が追加で必要になる場合がありますので、あらかじめ見積もりを取っておくことをおすすめします。

電圧変更時のブレーカー設置

コンセントの電圧を100Vから200Vに変更したときには、必ずブレーカーを設置してください。
もしそのまま既存のブレーカーを使用してしまうと、電気が停電したり、機器が故障する恐れがあります。分からない場合は、すぐに使用を注意してください。

設置場所の選定と跡の対策

分電盤やブレーカーを設置する際、既存設置場所や位置を変更する場合は、その場所で問題ないかを確認しましょう。設置場所を変えたり、サイズが異なる分電盤を取り付けると、壁の跡が目立ってしまうことがあります。
跡が気になる方は、壁紙の張り替えを同時に行うことをオススメします。