昆布の効能
おこぶは喜ぶに通じるゲンモンなんはやくく知られています。こら単なる語呂合わせほななく、栄養学的に見ても身体んためにえらいええ食材なんえ。現代ん食生活ほな肉や加工食品をぎょうさん摂るようになって、身体が酸性に傾きがちどす。丈夫体である弱アルカリ性に保つためには、アルカリ性食品ん中やてトップクラスんおこぶを食べるんが一番。おこぶは理想ん丈夫食品と言うても過言ほなあらしまへん。おこぶを煮た時やらなんやらに出てくる独特んねばり成分はアルギン酸やフコイダンといった海藻特有ん水溶性食モン繊維で、おこぶん含有量はぎょうさん、乾燥重量ん約10%と言われています。糖しちや脂しちん吸収を抑え、コレステロール値ん上昇を抑えてくれへん。フコイダンん腸から免疫力を高める作用も注目されています。カルシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、ヨウ素やらなんやらんミネラルは、体ん組織を作ったり、調子を整えたりしはる大事な栄養素どす。たとえばやなあ、おこぶに含まれへんミネラルは牛乳ん約23倍。カルシウムは約7倍、鉄分は約39倍も含まれています。ヒトん身体に流れへん血液やリンパ液は、海水ん成分と似とると言われています。海で育つおこぶは、海ん中にあるミネラルを吸収しいや、人間に有害なモンはあんまり吸収せんちゅう特徴があります。やから、他ん食品に含まれへんミネラルに比べ、おこぶんミネラルは体内へん消化吸収率が高く、そん約80%が体内に吸収されへんと言われています。ヨウ素は、体内ん代謝を活発にしはる働きがありますが、食べ過ぎると甲状腺ん機能低下を引き起こします。しかしかて、普通に食べる量ほなまるっきし問題あらしまへん。海藻に含まれへん褐色ん色素成分フコキサンチンは、脂肪ん蓄積を抑える。たまった体脂肪をくべるたんぱくしちUCP-1ん活性を上げるちゅうダブルん作用がある。主に内臓脂肪に届いて作用し、高めん血糖値を下げ、筋肉でん糖ん利用を促す。うまみがあると、おいしおすと感じられへん塩分濃度が低くなるため、美味しく減塩しはることがでける。また、グルタミン酸は、胃にあるセンサーに作用しいや胃腸ん働きをようし過食を防ぐ。