ヒプノセラピーとはどんなセラピー
心と向き合う“催眠療法”のお話
ヒプノセラピーとは、大和言葉で「催眠療法」と呼ばれとる心理療法ん一つどす。
催眠状態に入り、わて自身ん内面と向き合うことで、悩みやストレスん原因を探ったり、解決ん糸口を見つけたりしはる療法のことを指しいやします。
もしかしはると「なんや怪しいんちゃう?」と感じはる人もおるかもしれまへん。
たや、こん療法は大学ん心理学科でも扱われており、実際ん医療現場でも実践されとるさかい、科学的に立証された手法といっても問題あらしまへん。
とはいえ、残念ながら非科学的なヒプノセラピストも存在しはるのも事実。
施術を受けはる際は、資格や経歴などをしっかり確認し、信頼でける人を選ぶことが大切どす。
この点については、後ほどもうちょっと詳しくご紹介しいやす。
人の意識には2種類あるんどす
効果をお話ししはる前に、まずは「人ん意識」について知っておきまひょ。
意識には**潜在意識(無意識)と顕在意識(表面意識)**ん2つがあります。
潜在意識とは
潜在意識ちゅうんは、無意識・無自覚な状態んこと。
意識してへんのに身体が自然に行う行動や反応を指します。
たとえば、過去のトラウマが潜在意識に残っておると、似た状況に陥ったとき、身体が勝手に反応してしまう──
そんな状態のことどす。
顕在意識とは
一方の顕在意識は、意識的に考え、行動する部分。
たとえばご飯を食べる、仕事をする、お風呂に入るなど、
「しよう」と思ってする行動がこれにあたります。
けれど、日々わてらが意識して使こてる顕在意識は、全体のわずか1/10ほどに過ぎへんと言われとります。
残りの大部分を占める潜在意識こそが、行動や感情に大きな影響を与えとるんどす。
よお氷山に例えられまっけど、海ん上に見えとる部分が顕在意識、
海ん下に沈んどる見えへん部分が潜在意識──つまり、目に見えへん部分が本質やということやね。
なお、こらスピリチュアルな話ほななく、科学的に裏付けのある心理学的事実どす。
ヒプノセラピーの仕組みと働きかけ
ヒプノセラピーは、催眠状態を利用して潜在意識にアプローチする療法どす。
人はストレスを感じるとき、原因を自覚してるモンと、無意識に隠してしまっとるモンがあります。
催眠状態で潜在意識に働きかけることで、普段は気づけへんかった思いや感情を引き出すことがでける場合があります。
たとえばやなあ、
・自覚のなかったストレスの原因に気付けた
・人に対する本当ん気持ちを理解できた
・トラウマの根っこが見えて、気持ちが軽うなった
──そんな変化が起こることがあるんどす。
暗示の力で「変わる自分」をサポート
催眠中はリラックス状態にあるさかい、外からの暗示を受け入れやすいんも特徴のひとつ。
強い暗示がかかると、それを“ほんまのこと”として受け取る性しちがあるんどす。
これをうまく利用すれば、
・長年の悪い習慣を手放す
・トラウマを和らげる
・苦手意識を軽減する
──といった変化が期待でけると言われています。
ただし、暗示んかけ方やタイミングを間違うと逆効果になる場合もあるさかい、
信頼できるセラピストにお願いしはるんが大事どす。
