性感染症の治療費用
性感染症にかかった場合の治療と注意点
性感染症にかかってしまった場合、早めに医師の診察を受け、治療を継続することが大切です。服薬によって症状が治まっても、体内に細菌やウイルスが残っている場合があり、放っておけば再発することも少なくありません。また、不妊症の原因になるだけでなく、パートナーへの感染を引き起こすリスクもあります。そのため、医師の指示に従い、用法・用量を守って治療を続けることが重要です。
自己判断で治療をやめるのは危険
性感染症の中には、無自覚のまま感染しているケースも多く見られます。検査で感染が判明しても、症状が軽いからと自己判断で治療をやめてしまう人もいますが、これは非常に危険です。中途半端な治療では、症状の再発やパートナーへの感染拡大を引き起こす恐れがあります。最近では、薬に耐性を持つ細菌やウイルスも増えており、一度の服薬だけでは改善しない場合もあるため、医師の判断に従って治療を継続することが求められます。
性感染症の検査方法と費用について
性感染症の検査は、感染している病気の種類によって方法や費用が異なります。保険適用になる場合と、自費診療になる場合があります。
症状があり医師が必要と判断した場合は、保険が適用されます。一方で、「不安だから念のため検査を受けたい」という場合には、保険が適用されないこともあります。そのため、事前に保険適用の有無を確認しておくことが大切です。
病院での検査費用は、初診料を含めておよそ3,000円前後が目安です。明らかな症状がある場合には保険適用で検査を受けられますが、無症状の場合や自主的に受ける場合は自費診療となることがあります。
性感染症の検査は、血液検査や尿検査、分泌物検査などで行われ、感染している病気の種類によって検査項目が変わります。
治療方法とおおよその費用
性感染症の治療方法は、感染している病気の種類によって異なります。主な治療には、内服薬・外用薬・注射薬などがあり、感染源となる細菌やウイルスを死滅させることを目的としています。
薬の費用は保険適用の場合、およそ3,000円前後が目安です。ただし、病気の種類や症状の重さによって費用は前後します。自費診療になる場合はもう少し高額になることもあります。
治療を受ける前に確認しておきたいこと
性感染症は、他人にはなかなか相談しづらいという方も多いでしょう。しかし、放置すると症状が悪化し、不妊症やパートナーへの感染といった深刻な問題につながります。
そのため、少しでも不安がある場合は、早めに検査を受け、治療を開始することが重要です。保険適用の有無や検査内容については、受診前に医療機関へ確認しておくと安心です。
また、治療中に症状が治まっても、医師が完治を確認するまで服薬を続けるようにしましょう。
まとめ:医師の指示を守り、継続治療で完治を目指す
性感染症の治療は、症状が治まっても終わりではありません。細菌やウイルスが体内に残っていれば再発の恐れがあり、パートナーへの感染を防ぐためにも医師の指示を守ることが大切です。
服薬や注射などの治療をきちんと続けることで、再発を防ぎ、安心して日常生活を送ることができます。
自己判断で治療を中断せず、早期発見・早期治療を心がけましょう。
